vibe-kanbanでのアプリ開発は快適だが求めているものではなかった話

vibe-kanbanというタスク管理ツールが良いと聞いたので、使ってみました。

ただ、僕が求めているタスク管理ツールではなかったので、何が良くて何が合わなかったのかを書いていきます。

vibe-kanbanを使った背景

アプリで使用しているフレームワークを他のフレームワークに変更するタスクをclaude codeにやらせています。そのタスク管理をnotionでやっていたのですが、いちいちnotionにまとめたことをclaude codeに指示をするのが面倒になりました。

「タスク管理とclaude codeへの指示を同じアプリ内で行えたらな〜」ということで調べていたところ「vibe-kanban」というアプリが良さそうだったので使ってみました。

vibe-kanban

vibe-kanban は、バイブコーディングに特化したカンバン式のタスク管理ツールです。

タスクを作成すると、AIがタスクを実行し、タスクを完了するまで動作します。

完了したタスクは、レビュー欄に配置され、追加の指示や修正を伝えたり、アプリを実行したり、コードをマージやPRしたりすることができます。

コーディングエージェントもclaude code だけでなく、codexやcopilot、genemi、cursorなども使用できます。詳しく知りたい方は公式をご覧ください。

公式：

Vibe Kanban - Orchestrate AI Coding Agents

vibe-kanbanを使用して開発したアプリ

旅行のしおりアプリを作ってみました。

簡単にCRUDだけのアプリです。データはlocalstorageに保存されます。

Camino - あなたの旅を、もっと自由に

vibe-kanbanのここが良かった

僕が感じたメリットは以下の通り

• タスクごとにブランチを切ってくれる
• タスク完了時に通知が届く
• 並列実行が可能
• アプリ内で変更されたコードを確認できる
• マージやPRなどのgit操作も簡単に行える
• プロンプトのテンプレートを設定できる
• mcpを追加できる

普段、claude codeを並列で動作させているのですが、どのスレッドで何をしているのか判断しにくい問題や変更したコードを確認しにくい問題がありました。

それに比べてvibe-kanbanでは、何のタスクが実行されていて、何をしているのか、エラーが発生しているかどうかが一目でわかるので明らかに開発体験が向上しました。

また、タスクごとにコードを確認できるのでレビューのしやすさも良かったです。

※ カンバン画面

変更されたコードの確認を行い、マージやPRの作成ができます。

※ diff画面

タスク完了時に通知してくれるのも良かったです。

※ 通知音のデフォルトが「うしの鳴き声」なのは、大変素晴らしい

vibe-kanbanと僕が求めているものの違い

タスク管理という点でvibe-kanbanは僕が求めているものとは少し違いました。

僕が求めていたタスク管理は、カンバン方式だけでなく、タスクを一覧で表示したり、１週間単位でタスクを管理したり、優先度やフラグをつけたりできるものでした。

しかし、vibe-kanbanはカンバン方式だけを採用しているため、タスクが積もるにつれて見にくくなってきました。また、ソートも出来ないので、いつまでに何をしたかなどを分かりません。

つまり、

• vibe-kanban：コーディングエージェントが実行するタスクだけを管理するツール
• 僕が求めていたもの：プロジェクト管理を行いつつ、部分的にコーディングエージェントをしようしたい

という違いです。

また、claude codeのsubagentを使ってくれないのも少し違う感じがありました。

skillsも読み込まれていなさそうです。

求めていたものはこれかもしれない

調べていると、claude code actionsという機能がありました。

Claude Code GitHub Actions - Claude Code Docs

githubでプロジェクト管理を行いつつ、claude code actionsを使用してコーディングができるようです。